講演会で使用する垂れ幕とは?作成のコツやデザイン例をご紹介!

講演会やセミナーで垂れ幕を使用することは、内容やテーマを視覚的に伝えるのに効果的です。遠くからでも見やすいように設置された垂れ幕は、イベント全体の雰囲気を引き締め、会場を一体化させる力があります。
この記事では垂れ幕の役割や、講演会に適したサイズと生地の選び方、デザインのコツについて詳しく解説します。講演会を成功に導くための垂れ幕のポイントを押さえ、効果的な演出を実現しましょう。
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講演会で使用する垂れ幕とは?

垂れ幕は講演会やセミナーなどで使用される、縦長の形状が特徴的な幕です。ステージの中央や脇に設置されることが多く、遠くからでも視認しやすいため、講演の内容やテーマを伝えるのに欠かせません。
垂れ幕にはその会の演題やスローガン、登壇者の名前が記載され、来場者と主題を共有しながら講演が進行できる利点があります。また、舞台に垂れ幕があることで、登壇者とマイクだけで進行するよりも雰囲気が引き締まり、よりプロフェッショナルな印象を与えます。
総じて、垂れ幕は視覚的な飾りだけでなく、来場者に講演会の趣旨を伝え、会場案内としての役割も果たす重要なアイテムです。
垂れ幕を作成するコツをご紹介
垂れ幕を作成する際には、目的に合ったデザインやサイズ、生地選びが大切です。ここでは、講演会などで効果的に使用できる垂れ幕作成のコツを紹介します。
垂れ幕のおすすめサイズ
垂れ幕を講演会で効果的に使用するためには、会場のサイズや設置条件に応じた幕を選ぶことをおすすめします。会場で垂れ幕が設置できるかどうかを事前に確認し、使用するスペースに適したサイズを選びましょう。
たとえば、大ホールの場合は、遠くからでも視認できるように大きなサイズを選ぶことが推奨されます。ホテルやコミュニティセンターなどの会議室でおこなう場合でも、サイズ感は異なります。
また、講演会では横断幕もよく用いられ、垂れ幕と横断幕の2つを設置する講演会も少なくありません。
以下に垂れ幕と横断幕のおすすめサイズを紹介しますので、参考にしてください。
【垂れ幕のおすすめサイズ】
- 大きなホールの場合:縦270㎝×横90㎝
- 会議室の場合:縦180㎝×横60㎝

【横断幕のおすすめサイズ】
- 大きなホールの場合:縦80cm×横550cm
- 会議室の場合:縦60cm×横250cm

これらのサイズはあくまで目安です。実際の講演内容や会場の広さによって適した幕のサイズが変わるため、事前に会場管理者と相談し、設置可能なスペースを確認しましょう。
垂れ幕のおすすめ生地
講演会で使用する垂れ幕や横断幕の生地は、見栄えの良さや耐久性が求められるため、適切な生地を選ぶことが求められます。
特に「トロマット」や「合成紙(ユポ紙)」といった素材は、品質と機能性の両方を兼ね備えており、講演会の場にふさわしい選択肢です。以下にトロマットと合成紙の特徴についてまとめましたのでご確認ください。
特徴 | トロマット | 合成紙(ユポ紙) |
素材 | ・ポリエステル100%の平織り生地 | ・紙と樹脂を融合した素材 |
質感 |
・しっかりとした生地感 ・光沢のないマットな感じで 発色が良い ・シワが付きにくい |
・表面がなめらか ・プリントが鮮やかに見える ・巻きぐせが付かない紙 |
耐水性や強度 |
・一般的なポリエステルの ・強度は高い |
耐水性を確保
・耐水性や耐久性に優れる ・湿気に強い ・簡単に破れない (刃物でない限り切れない) |
重さや運搬 |
・ビニール素材よりは軽い ・折りジワが付きにくく 持ち運びに便利 |
・種類によるがトロマットより軽量 ・筒状に丸めて運搬可能 |
画像 |
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※のぼり旗工房では「横断幕・垂れ幕」を合成紙(ユポ紙)で注文できかねますので、予めご了承ください。
講演会では「その日限り」と割り切って安価な素材を使うこともできます。しかし、参加者に良い印象を与えるためにも品質の良い生地を選ぶことが大切です。特に大切なイベントでは、見栄えや耐久性を重視し、トロマットや合成紙のような生地を選ぶようにしましょう。
垂れ幕をデザインする際のポイント
垂れ幕のデザインでは、視認性やメッセージの伝わりやすさが鍵となります。ここでは、文字の選び方や敬称の付け方など、講演会での垂れ幕作成に役立つデザインのポイントを紹介します。
文字についてのポイント
講演会の垂れ幕で最も重要なのは「情報を分かりやすく伝える」ことです。装飾に凝ったデザインは視覚的に目を引くかもしれませんが、講演会の本質である内容の伝達を妨げてしまう可能性があります。そのため、シンプルで機能的なデザインが推奨されます。
たとえば、白地に黒文字という基本的なスタイルは視認性が高く、講演内容や登壇者の名前がしっかりと伝わります。
文字以外にロゴなどを加える場合もワンポイント程度にとどめましょう。また、文字数が多すぎるとかえって視認性を低めてしまう場合があります。多くの要素を詰め込みすぎず、適切な字数を考慮し、遠くからでも読みやすいフォントを選ぶことが大切です。
敬称を付ける際のポイント
垂れ幕や横断幕に登壇者の氏名を記載する際には、敬称を適切に付けることが基本となります。通常は、名前の後に「氏」や「様」、「さん」といった敬称を添えるのが一般的です。
特に、医師や教師、弁護士、会計士などの専門職、いわゆる師士業に従事している方の場合は「先生」という敬称を使うことも適切です。
講演者の肩書きや職業に応じた敬称を選び、相手を尊重する姿勢を示しましょう。
垂れ幕を設置する会場レイアウト例
垂れ幕を効果的に設置するためには、会場レイアウトに応じた工夫が必要です。講演台やスクリーン、ホワイトボードなどの配置に合わせて垂れ幕の位置を調整し、視覚的なバランスを保つ方法を紹介します。
講演台やマイクのみのシンプルな舞台の場合
舞台に特別な設置物が無いシンプルな場合、一般的に登壇者が中央に立つように、講演台やマイクを配置します。この場合、垂れ幕は登壇者を隠さない位置に設置することが重要です。
登壇者が舞台上で目立つようにしながら垂れ幕を背景に配置することで、イベントや講演のテーマを効果的に伝えられます。視覚的にバランスを取りながら、シンプルな舞台をより良く演出しましょう。
スクリーンやモニターを使う場合
講演でスライドや映像を映し出すスクリーンやモニターを使用する場合は、舞台の中央にスクリーンを設置するのが一般的です。登壇者とスクリーンが重ならないように、講演台やマイクを舞台の上手か下手に配置することが多くあります。
スクリーンが高い位置に設置される場合、講演台は中央のままでも問題ありません。垂れ幕はスクリーンやモニターの左右に配置し、視界を邪魔しないよう注意が必要です。

ホワイトボードなどを使用する場合
ホワイトボードを使う講演では登壇者が移動して書きやすいように、ボードは講演台と重ならない上手側か下手側に配置します。垂れ幕はその反対側に設置することで、視覚的なバランスを保ちます。
ホワイトボードの位置によっては横断幕や垂れ幕が隠れる可能性があるため、ホワイトボードと垂れ幕が重ならないよう確認しましょう。特に、舞台が高い場合は視点のずれを意識して、垂れ幕の位置を調整することが推奨されます。

垂れ幕を複数使用する場合
講演会の内容によっては、複数の垂れ幕を設置するケースがあります。垂れ幕が複数の場合も、登壇者を目立たせるために幕が被らないよう配置することが基本です。
登壇者が中央に立つスペースを確保しながら、上手と下手の両側に垂れ幕を設置することで、視覚的なバランスを保ちましょう。さらに、設置する垂れ幕の数に応じて全体のバランスを考慮し、演台も含めて適切な場所に配置するように心がけてください。

まとめ
講演会の垂れ幕は、単なる装飾ではなくメッセージを視覚的に伝える重要な役割をもちます。適切なサイズと生地、視認性の高いシンプルなデザインを選ぶことで、内容を効果的に伝えられます。また、垂れ幕を配置する会場レイアウトについても、視覚的なバランスを保つことが重要です。
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