バックドロップ幕の特徴や作成時の仕様・価格を詳しく解説!

バックドロップ幕は、ライブハウスやフェスのステージを彩る重要な装飾アイテムです。ステージ背面に掲示されるもので、バンド名やロゴ、イベント名がデザインされ、視覚的なインパクトを与えます。
しかし、実際にバックドロップ幕を作成するとなるとサイズや生地、デザイン方法などについて迷うことも多いでしょう。
この記事ではバックドロップ幕の仕様や作成方法、価格、設置方法について詳しく解説します。イベントの雰囲気を盛り上げ、強いインパクトを与えるバックドロップ幕作りに役立ててください。
ーCONTENTS ー
ステージやライブで使用されるバックドロップ幕とは?

バックドロップ幕は、ライブハウスやフェスのステージで活躍する大型の装飾幕です。ステージ背面に設置されることが一般的で、「ライブ幕」や「バンドフラッグ」とも呼ばれています。
主にDJブースやドラムセットの後ろに掲げられ、バンド名やロゴ、イベント名などがデザインされるのが特徴です。特に大きく目立つロゴは視認性が高く、観客の記憶に残りやすい効果が期待できます。また、スポンサーのロゴやメッセージを追加すれば、企業の宣伝やブランディングにもつながります。
バックドロップ幕はステージ全体の雰囲気を引き立て、観客に強い印象を与える重要なアイテムです。ライブやイベントをより一層盛り上げる存在として、多くのアーティストや主催者に支持されています。
バックドロップ幕のおすすめ仕様
バックドロップ幕はサイズや素材によって演出効果が大きく変わります。ここでは、サイズ選びや素材の特性について解説します。ライブやイベントの目的に合わせた幕を選んでいきましょう。
おすすめのサイズ

バックドロップ幕に明確な決まりはありませんが、一目で注目を集めたい場合、以下のサイズがおすすめです。
- 縦90cm×横120cm
- 縦120cm×横160cm
- 縦180cm×横240cm
以上のサイズはライブハウスやステージで見栄えが良く、観客に強いインパクトを与えます。特に大きなサイズの幕は遠くからでも視認性が高く、バンド名やロゴを強くアピールできる点がメリットです。
ただし、会場によっては掲示可能なサイズが制限される場合もあります。ライブハウスやステージの大きさに応じたサイズを選び、イベントをさらに盛り上げましょう。
おすすめの素材
バックドロップ幕の生地としてよく使用されるのは、テトロンポンジ、トロマット、ターポリンの3種類です。それぞれ異なる特性を持つため、用途や好みに合った生地を選ぶことがポイントです。
以下の表で各生地の特徴を比較し、用途に合った選択をしましょう。
生地 | 素材 | 特徴 | 耐久性 | |
テトロンポンジ |
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ポリエステル | ・裏抜けが良く、軽い薄手の生地 | 屋外使用で約3ヵ月程度の交換目安 |
トロマット |
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ポリエステル | ・テトロンポンジよりも太い糸で作られた、丈夫な生地 | 約1~2年の交換目安 |
ターポリン |
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ビニール | ・耐久性が非常に高く雨風にも負けない丈夫な素材 | 約1~3年の交換目安 |
テトロンポンジは薄くて軽量で、コストを抑えたい場合や軽さを重視するシーンに活用されています。トロマットはシワになりにくく、折りたたみ可能で取り扱いが簡単な点が魅力です。
また、ターポリンはやや重いものの、耐久性と防水性に優れているため屋外での使用がおすすめです。
それぞれの素材は仕上がりや使い勝手、コスト感に影響するため、用途や目的に応じた選択をおすすめします。
バックドロップ幕の作成方法について
バックドロップ幕は自作でも作成できますが、業者に依頼するとより高品質な仕上がりになります。自作の場合の手順やコスト、業者依頼時の価格目安を紹介しますので、目的に応じて作成方法を選んでください。
自作をした場合
自作でバックドロップ幕を作成することは可能です。以下の手順を参考にしてください。
1.生地の準備とデザインの写し取り
まず、生地を準備します。デザインを手書きで写し取る場合、布に浸透しにくいネームペンを使用しましょう。
2.塗料の使用とマスキング
塗装する場合、塗料が布に付着しないよう、デザイン以外の部分をマスキングテープなどで覆います。塗料には水性ペンキやアクリル塗料が推奨されます。より鮮やかに仕上げたい場合は、一度塗りを完全に乾かした後、重ね塗りをおこなうと効果的です。
3.マスキングの外し方
塗料が乾いたら、適切にマスキングを外します。長時間放置すると、剥がす際に塗料が一緒に剥がれる恐れがあるため、塗料が完全に固まる前に外すのがポイントです。
4.仕上げ
最後に、生地の端にハトメを取り付けて紐を通せば完成です。ハトメの取り付けには専用工具を使用することできれいに仕上がります。
手作りの場合、材料費だけで済むため比較的安価に作成できます。ただし、ペンや塗料との相性を事前に確認し、選ぶようにしましょう。
業者に依頼をする場合
バックドロップ幕は手作りで制作することも可能ですが、業者に依頼した場合、品質や仕上がりが一段と高くなります。以下の表に記載された価格は、当店でテトロンポンジ、トロマット、ターポリン幕を購入した際の目安ですので参考にしてください。
生地 | サイズ | 価格(税込) |
---|---|---|
テトロンポンジ | 縦90cm×横120cm | 3,267円 |
縦120cm×横160cm | 5,808円 | |
縦180cm×横240cm | 11,512円 | |
トロマット | 縦90cm×横120cm | 4,989円 |
縦120cm×横160cm | 8,870円 | |
縦180cm×横240cm | 15,228円 | |
ターポリン | 縦90cm×横120cm | 5,243円 |
縦120cm×横160cm | 9,321円 | |
縦180cm×横240cm | 17,474円 |
※2025年1月時点
上記の価格は通常コース(5営業日)、オプションなしの場合の目安です。手作りが難しいと感じた場合は業者に依頼することで、より高品質なバックドロップ幕を入手可能です。品質を重視する方は専門の業者に製作を依頼することも検討してみてください。
バックドロップ幕の付け方
バックドロップ幕の設置方法は、加工方法によって異なりますが、代表的なものに「ハトメ加工」と「棒袋縫い加工」があります。
ハトメ加工は金属の輪で補強した穴にロープやワイヤーを通し、そのロープや紐を設置場所に結ぶ方法です。ロープを二つ折りにして輪っか部分をハトメに通し、しっかり引っ張ることでハトメに負担をかけにくくなります。
棒袋縫い加工では幕の端に棒袋を縫い込み、そこに棒を通して天井などに固定し、バックドロップ幕を吊るします。
いずれの方法でも会場の設備やスペースを確認し、安全面を考慮した適切な設置をおこなうことが重要です。ライブ会場などではスペースが限られている場合もあるため、ハトメにフックを引っ掛けて吊るす方法もあります。
まとめ
バックドロップ幕はライブやイベントの雰囲気を盛り上げ、観客に強い印象を与える役割を果たします。サイズや素材、作成方法を理解し、目的に応じた幕を選ぶことが大切です。
手作りでも業者依頼でも、それぞれのメリットがあります。いずれにしても設置方法を考慮し、安全に設置することでイベントを一層盛り上げましょう。
弊社の横断幕の作成について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

※なお、当店ではバックドロップ幕の設置に使用する紐などの道具は販売しておりませんので予めご了承ください。