のぼり旗工房へようこそ!のぼり旗の既製デザインが品ぞろえ豊富に揃っております。横断幕・ポール等器具類も多数販売中。【日本全国対応】

お問い合わせ ログイン カート

紐やロープのほどけない結び方7選!

紐やロープのほどけない結び方7選!

家庭でダンボールや荷物をまとめる時や、キャンプやアウトドアなどの活動、横断幕を掲示する時など、ロープや紐を結ぶ場面はさまざまあります。ただし、使う目的や対象に対して適した結び方ができていなければ、十分な強度が得られず、すぐにほどけてしまうこともあるでしょう。

紐やロープの結び方には多くの種類が存在します。結びやすさや必要な長さ、強度などは結び方によって異なるので、シーンにあわせて適切な結び方を使い分けることが大切です。

そこでこの記事では、さまざまな紐やロープのほどけない結び方について、画像を使いながらわかりやすく解説します。知らない結び方でもすぐに実践できるように順を追って解説するので、自分の目的にあった結び方を見つけてみてください。

紐やロープがほどけないようにする結び方

紐やロープがほどけないようにする結び方としては、以下の7種類が代表的です。

  1. もやい結び
  2. ふた結び
  3. 巻き結び(クローブヒッチ、徳利結び)
  4. 男結び(いぼ結び)
  5. かます結び
  6. キの字結び
  7. 棒結び

とくに、横断幕など大きな物をロープや紐で固定する場合には、ほどけることで発生する事故を防ぐために、より強度が高い結び方を選ぶ必要があります。それぞれの結び方について見ていきましょう。

もやい結び

もやい結びとは、高い強度と負荷時のほどけにくさから「結び目の王」「キングオブノット」と紹介されることの多い結び方です。力が加わっても対象に巻きつけている輪の大きさが変わらないため、引っ張る力が加わるような物にロープを結びつけたいときや重い荷物を運びたいときなどに適しています。
なお、結び目の先端が短すぎるとほどけることがあるため、余裕を持った長さで結ぶようにしましょう。

【もやい結びの手順】

1. 結び目の場所を決めて、ロープで輪を作ります。

もやい結びの手順の参考画像1

2. ロープの先端が輪の下をくぐって上にでるように通します。

もやい結びの手順の参考画像2

3. そのまま根元側のロープの下をくぐらせます。

もやい結びの手順の参考画像3

4. ロープを折り返してロープの先端が輪の下に入るように通します

もやい結びの手順の参考画像4

5. ロープの先端と根元側を左右から引っ張って結び目を締めたら完成です。

もやい結びの手順の参考画像5

ふた結び

ふた結びとは、ひと結び(ハーフヒッチ)と呼ばれる方法を2回繰り返した結び方です。シンプルな手順ながら強度もあるため、大きな横断幕やテントを固定するのに適しています。難しい結び方がよく分からないという方は、こちらの方法を実践してみてください。

【ふた結びの手順】

1. まず、ロープの先端を木や柱に巻き付けます。

ふた結びの手順の参考画像1

2. 先端が根元側のロープの下にくるように交差させて、先端を折り返し上から輪の下へ通します。

ふた結びの手順の参考画像2

3. 両端のロープを左右に引っ張り、一度結びます。(ひと結び)

ふた結びの手順の参考画像3

4. もう1度、同じ工程を繰り返し、再度ひと結びをします。

ふた結びの手順の参考画像4

5. 両端を引っ張って結び目を締めて完成です。

ふた結びの手順の参考画像5

巻き結び(クローブヒッチ、徳利結び)

巻き結びは、幕や旗などをポールにロープで固定する時に使える結び方です。「クローブヒッチ」や「徳利結び」とも呼ばれます。強度が高いものの、雨などでロープが濡れたり、結び目が回る方向にロープ負荷がかかったりすると、ほどけやすくなるため注意しましょう。

【巻き結びの手順】

1. 木や柱にロープを回り込ませます。

巻き結びの手順の参考画像1

2. 先端が根元側のロープの上を通ってクロスするようにして巻きつけます。

巻き結びの手順の参考画像2

3. 先端を、先ほど作ったクロスの下にくぐらせ、両側のロープを引っ張って結び目を絞めます。

巻き結びの手順の参考画像3

男結び(いぼ結び)

男結びとは、いぼ結びとも呼ばれ、2本のロープ同士を強固につなぐ結び方です。造園では竹垣を結束するときにも用いられており、強度が高くてほどけにくいため、さまざまな場面で活躍します。

【男結びの手順】
※ここでは2本のロープをそれぞれA(白色)とB(黒色)とします。

1. まずはAのロープで、先端が根元側の上になるように輪を作ります。

男結びの手順の参考画像1

2. できたAの輪の上からBを通し、Aの根元側のロープに巻きつけるように折り返します。

男結びの手順の参考画像2

3. そのままBの先端を、Bの根元側のロープとAのロープでできた輪の中に通します。

男結びの手順の参考画像3

4. A、Bそれぞれのロープの先端を引っ張れば完成です。

男結びの手順の参考画像4

なお、男結びは結んでいく過程で緩みやすいため、対象物にロープを結びつけるときは、ロープとロープの交点をしっかり押さえてゆるまないようにしながら結びましょう。

かます結び

かます結びとは、新聞紙や雑誌を束ねるときに役立つ結び方です。結び目は強固ですが、ほどきやすいため、小さいサイズの荷物の運搬に適しています。

【かます結びの手順】

1. 荷物をロープで何回か巻いた後、片方の先端で輪を作ります。

かます結びの手順の参考画像1

2. もう片方の先端を、輪の上から下に向けて巻きつけ、ロープ全体の下をくぐらせます。

かます結びの手順の参考画像2

3. くぐらせたロープの先端を折り返し、最初に作った輪の中に通します。

かます結びの手順の参考画像3

4. ロープの両端を引っ張り、荷物の角で結び目を締めて完成です。

かます結びの手順の参考画像4

キの字結び

キの字結びとは、古雑誌や書籍、ダンボールなどをまとめて処分するときに適した結び方で、見た目がカタカナのキに似ていることからそう呼ばれています。よく使われている十字に結ぶ方法よりも崩れにくく、荷物の長辺を2本のロープで固定するため、大きさの異なるものをまとめるときにも役立ちます。

【キの字結びの手順】

1. 紐を荷物の下1/3にあたる部分に後ろから通し、前面でクロスさせます。

キの字結びの手順の参考画像1

2. 次に、上に伸ばした紐を横に折るようにして、荷物の横側から裏側を通します。反対側から表に出し、最初と同じように上1/3にあたる位置で紐をクロスさせます。

キの字結びの手順の参考画像2

3. 荷物を裏返します。上に出ている紐を折り返し、先ほど荷物に横から巻き付けていた横紐に対して上から下にくぐらせるように巻きつけ、さらにもう一度下にくぐらせて手前側に紐をのばします。

キの字結びの手順の参考画像3

4. 手前に伸ばした紐をそのまま下の横紐にも同じように巻きつけます。

キの字結びの手順の参考画像4

5. 最後に、もともと手前側にあった紐の先端と、これまでの工程で手前に伸びてきた紐の先端を荷物の角で結びます。この時の結び方は、先に紹介した本結びやかます結びでよいでしょう。

キの字結びの手順の参考画像5

棒結び

棒結びは、何かに巻きつけるための結び方ではなく、ロープや紐をまとめて携帯しやすくするための結び方です。ロープ自体を結んでまとめることで、ロープの絡まりを防げるほか、コンパクトになるので持ち運びに適しています。

【棒結びの手順】

1. 収納したい長さになるようにロープを折り返して束ねます。先端側は、束ねたロープに後ほど複数回巻きつけられる分の長さを残しておきます。

棒結びの手順の参考画像1

2. 束ねたロープをまとめて芯にし、残しておいたロープをクロスさせるように1周巻きます。

棒結びの手順の参考画像2

3. 残りのロープを、なるべく隙間ができないように複数回巻きつけて束を固定します。先端を束の輪に通して完成です。

棒結びの手順の参考画像3

ロープや紐の結び方は、幕を掲げる場合や新聞紙をまとめる場合など、用途によって適切な方法が異なります。より適切で強力な結び方ができていれば、事故やトラブルを防止するのはもちろん、幕を掲げた時や荷物をまとめた時の見た目の綺麗さにも影響します。

今回ご紹介したロープや紐の結び方を参考に、目的や自分にあった方法を探してみてください。