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のぼりの防炎加工について徹底解説!

のぼりの防炎加工について

ここでいう防炎加工とは、炎が上がりにくくするための加工のことです。
あくまでも燃えにくくするものであって、必ずしも燃えないというわけではありません。
例えば、防炎加工をしていない綿や絹などの布製品に火がついてしまうと、たちまち燃え盛り他のものへと燃え移って大きな火事へつながってしまう可能性があります。
その点、防炎加工をしている布製品であればあれば黒く焦げるか、少し燃える程度で済みやすい傾向にあります。

のぼりの防炎加工として主なものは3種類といわれています。

・先防炎

市場に多く流通しているのは先防炎です。
あらかじめ作成するときに防炎加工が行われていて、その後印刷を行います。
繊維にすでに加工されていますので、外部の影響(雨や風など)を受けても防炎作用が落ちにくい点がメリットです。

・後防炎

後防炎は防炎加工されていないものに対して、防炎剤などを塗布して防炎加工を補う方法。
ただし、もともとの素材自体に防炎作用がないので、雨風を受けてしまうと効果が著しく落ちてしまいます。

・練り込み

練りこみは捺染インクと防炎剤を練りこんで作成したものです。
蛍光色を使ったのぼり旗の場合、この練りこみによる作成が多いです。

まず防炎加工について説明するためには消防法について理解しておく必要があります。
消防法では防炎対象物品と言って使用場所によって防炎化が義務付けられた物品があります。

■ 防火対象物の例

○ 百貨店、飲食店、旅館、地下街などの不特定多数の人が出入りする施設
○ 病院、福祉施設、保育所など、容易に避難できない方が利用する施設
○ 高さ31mを超える高層建築物

出典:防炎品(消防庁ホームページ)
https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/yobou_contents/fire_retardant/

■ 防炎対象物品の例

カーテン、布製のブラインド、暗幕、じゅうたん等、展示用の合板、どん帳その他舞台において使用する幕及び舞台において使用する大道具用の合並びに工事用シート。

出典:防炎品(消防庁ホームページ) https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/yobou_contents/fire_retardant/

のぼりは防炎対象物品ではないので防炎化が義務付けられているわけではありませんが、過去の火災事例から防炎化されたのぼりの使用が推奨されています。 ただし、施設やイベント、その地域によってはのぼりであっても防炎加工されたものの使用を求められることがあります。

防炎製品の画像
防炎加工されたのぼりの見分け方としては、公益財団防炎協会にて交付されている「防炎製品ラベル」を確認します。
「防炎製品ラベル」は防炎加工した物品が公益財団防炎協会にて一定基準以上の防炎性能を有すると判断された場合のみ交付されるラベルです。
この防炎製品ラベルには「(公財)日本防炎協会」と記載され、事業所番号なども表記されています。

こうして防炎製品としての基準を合格した製品にのみラベルを交付することで、安心して防炎製品をご利用いただけるようになっています。 もし使用しているのぼりが防炎加工品かどうか不明な場合は、このラベルが貼られているかどうかを確認するといいでしょう。

防炎加工するならオリジナルのぼり!

弊社ではオリジナルのぼりに防炎加工オプションをつけることができます。

オリジナル印刷サイズ

※上の画像をクリックするとオリジナルのぼり一覧ページへ移動します。

防炎加工についてよく質問される事項をまとめました。

自分で防炎加工しても、公式にその製品が防炎加工品として認められるわけではありません。
より安心安全なのぼりを使用したい場合は防炎製品ラベルが貼られているのぼりの利用をお勧めします。

防炎製品ラベルだけの販売は法律で禁止されています。
防炎加工品を改めて購入するなどの対応が必要です。

弊社で防炎加工のぼりとして使用している生地はテトロンポンジです。
テトロンポンジは化織素材で軽くしなやかなのが特徴で、比較的雨風に耐えうる素材になっています。
ただし、それでも年月を追うごとにその作用は薄まっていきます。
洗濯をする際はゴシゴシ洗わずスポンジや濡れタオルなどで汚れを軽く拭き取る程度が望ましいです。

▼ のぼりのお手入れについての記事はこちらから

のぼりは洗濯できる?色落ちやシワ伸ばしなどお手入れ方法大公開!

のぼりの使用環境によって異なるので一概どれくらいとは言えませんが、のぼり自体の寿命が一般的に3か月程度とされていることからも3か月を目安に取り替えていただくことをお勧めします。
のぼりは3か月使用すると周囲にほつれが出始め、色褪せが目立ってきます。
ただし、雨風や直射日光、排気ガスの影響が強い場所で使用するとより短い期間でのぼりが劣化する恐れがあります。
ほつれや色褪せが目立ってきたら取り替えていただいた方がよいでしょう。

まとめ

以上、防炎加工ののぼり旗について紹介しました。
のぼり旗は防炎対象物品ではありませんが、防炎製品として認定されたものを使用することで最適な防炎対策ができ周囲へ安心感を与えることができます。
あらかじめ防炎加工が施されたのぼり旗の検討をおすすめします。

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