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【デザイナー監修】のぼり旗をおしゃれにデザインする方法【実践付】

のぼり旗をおしゃれにデザインする

お店の前に立てて、効率良く宣伝することができる「のぼり」。 これから自分のお店オリジナルののぼりを作りたい!と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そんな方へ「のぼりデザインのルールや基本」について簡単に分かりやすくご紹介していきます。

 監修者プロフィール

監修者PROFILE
竹本 晶子

現在デザイン案件管理や販促物のデザインを行っておりデザイナーとして活躍中。
主にのぼり旗や横断幕のデザインを手がけており、約500件以上の販促物デザイン実績がある。

のぼりのデザインで一番大切なことは、「伝えたいことがちゃんと伝わるかどうか」です。 おしゃれかつ相手に伝わるのぼりにするためには、4つのポイントが重要になってきます。

  • お店のコンセプトに合ったデザインにする
  • 目立たせることだけを考えない
  • 一目見て分かるように工夫する
  • 配色は感覚で決めない

このポイントを意識し、実際にのぼり旗のデザインを比較して「デザインを考える練習」をしてみましょう。

CAFE
CAFE
CAFE
メリット コーヒーとケーキのイラストが入っているので、パッと見てカフェだと分かりやすい。
余白が充分に取られているので、スッキリとした印象がある。
デメリット ×あまり目立たない印象。
CAFE
CAFE
CAFE
メリット 「CAFE」の文字が大きくて何のお店なのかが伝わりやすい。
デメリット ×雪の結晶の模様が、お店の雰囲気と合っていない。
×情報量が少ない。
×配色によって食欲がそそられない。
COFFEE
COFFEE
COFFEE
メリット コーヒーの写真が入っているので、パッと見てカフェだと分かりやすい。
レイアウトがわかりやすく内容が読みやすい。
デメリット ×文字が小さくて読みにくい。
×色がお店の外観と同じ茶色なので、色がかぶってしまって目立たない。
COFFEE
COFFEE
COFFEE
メリット 「COFFEE」の文字が大きくて伝わりやすい。
コーヒー豆の写真が入っているので、パッと見て「コーヒーが飲める場所」だということが分かりやすい。
のぼりの形が変わっていてオシャレな印象がある。
デメリット ×情報量が多くてゴチャゴチャしている。
×「アイスコーヒーののぼり」にするなら、アイスコーヒーの写真を入れたほうが分かりやすい。

①から④までののぼりをカフェの外観と比較したところ、良い印象を受けるのは①ですね。 どののぼりも、のぼりのデザインだけを見ると「オシャレで良いな」と思います。 ですが、お店の雰囲気や外観に合わないのぼりを選んでしまうとあまり効果的ではないのぼりに見えてしまい逆に客足が遠のいてしまう可能性もあります。

のぼりをデザインするためには、「内容」「色」「フォント」「画像・イラスト」「レイアウト」の5つの工程が必要です。 それぞれの工程で大事なポイントを解説していますので、解説を読みながら実際にのぼりをおしゃれにデザインしていきましょう。 今回は「のぼりデザイン」を使用して実際にデザインの過程をご紹介します。

のぼりデザイン

NG例

おいしいコーヒー大

OK例

おいしいコーヒー小

最初に「何を伝えたいのかを明確にする」ことを決めることが重要です。 カフェの場合、コーヒーが飲めること、ランチが食べることができるなど何を伝えたいのかを決めます。
「おいしいコーヒー」という抽象的な表現にするのではなく、「どんなコーヒー」なのか、「どんなこだわりがあるのか」など具体的な内容を少し加えることで見る人、足を止める人の数は変わってきます。

【OK】
・自家焙煎コーヒー
・コーヒー専門店 ICE COFFEE
【NG】
・珈琲(コーヒー、coffee)のみ
・おいしいコーヒー。アイスコーヒーやホットコーヒー、アイスティーやハーブティーまで様々取りそろえています。

NG例

おいしいコーヒー大

OK例

おいしいコーヒー小

NG例

コーヒー伝えたいテーマ

OK例

コーヒー伝えたいテーマ

「のぼりもお店の一部」だということを意識してみてください。
お店の雰囲気がナチュラルテイストなら、お店の雰囲気に合わせて、ナチュラルな配色ののぼりにすると全体的にまとまりやすいです。
お店の雰囲気以外でものぼりを置く場所が緑の多い場所なら緑以外の配色を選びましょう。
また、「テーマとのぼりの色を合わせる」ことも大切です。 たとえばコーヒーを宣伝したいのに、のぼりが紫色だったら違和感が生まれてしまいますよね。

色は視覚を刺激するため、食欲を抑える青色を使ったのぼりが飲食店にあると初めてそのお店を見たユーザーは無意識にそのお店を避ける恐れがあります。 なるべく「伝えたいものをイメージしやすい」配色にしましょう。

NG例

コーヒー伝えたいテーマ

OK例

コーヒー伝えたいテーマ

NG例

コーヒー伝えるフォント

OK例

コーヒー伝えるフォント

フォントを決める場合は下の3点が重要になってきます。
・お店の雰囲気と合っているか
・伝えたいテーマと合っているか
・どんな人に伝えたいのか
たとえば、「スイーツなどを女性に向けて売りたい」という宣伝なら、かわいらしいフォントにすると良いかもしれません。
スッキリとしたシャープなフォントにするのか、丸みを帯びたかわいいフォントにするのかは、 お店の雰囲気やテーマとマッチするかを考えてから決めましょう。

NG例

コーヒー伝えるフォント

OK例

コーヒー伝えるフォント

NG例

コーヒー画像・イラスト素材

OK例

コーヒー画像・イラスト素材

コーヒーの写真やイラストを入れると「コーヒー」と書かなくても、「ここはコーヒーを売っているお店なんだな」と一発で分かるのです。 ただし、ユーザーは写真やイラストのみではそこにお店があることを認知して貰えますが、お店の中に入って利用するまでは行きません。 利用してもらう為には文字を組み合わせ、さらに大きな宣伝効果を産む必要があります。

写真やイラストは、どこに配置しても目が行きやすく、文字よりも目が行きやすいという特性があります。 人の視線が行きにくい「真ん中または下の部分」に写真やイラストを配置するのがおすすめです。

NG例

コーヒー画像・イラスト素材

OK例

コーヒー画像・イラスト素材

NG例

コーヒーレイアウト

OK例

コーヒーレイアウト

文字を大きく載せることも大切ですが、きちんと「余白をとる」ことも実は重要なのです。
余白を上手く使うことによってデザイン全体の見栄えがよくなり、それだけでおしゃれなのぼりをデザインすることが出来ます。
余白には2つのメリットがあります。
・余裕が生まれて、さらに読みやすくなる
・印象付けることができる

文字があまりにも大きすぎると余白が少なく全体的に詰まって見えてしまうので、のぼりいっぱいに文字を配置するのではなく、程よく余白を空けるようにしてみてください。

NG例

コーヒーレイアウト

OK例

コーヒーレイアウト

また、「視線誘導」いわゆる「人の視線の動き方」を意識することも大切です。
人は文章を読む際、横書きの場合はZを書くように左上から右下へ目線を移動し、縦書きの場合はNを逆に書いた時のように目線を動かしています。 レイアウトを考える際は視線誘導も意識してバランスを調整してみましょう。

Zの法則

Zの法則

逆Nの法則

Nの法則

のぼりをデザインする」ためには、さまざまなことを計算してデザインすることが大切になります。
・人間の視線の動き
・テーマや雰囲気と配色がマッチしているか
・文字や写真、イラストの視認性
普段何気なく目にしているのぼりも、このような「計算」をもとに作られているのです。 きちんと基本をおさえてデザインすると伝えたいことが見る人にも伝わり、おしゃれなのぼりも作る事ができます。